雪駄を履くことで思い出す「日本人特有の身体運用」

昨日、作務衣と雪駄がAmazonから届いて、さっそく使用しているのですが、これが気持ちいいです。

やはり日本人の身体には和装が合っているのだと思います。

特に、「足袋と雪駄」という組み合わせが抜群で、身体がとてもよくまとまります。

たとえば、足袋と雪駄を履いて歩くと、自然とすり足のような運足になります。

靴を履いていた時のように歩くと、かえって歩きにくいからです。

そして、それによって自然と重心が落ちてきて、肩の力が抜けていきます。

息もよく入るし、胸・腰・脚のつながりが改善されて、姿勢も調いました。

また、雪駄というのは、足の親指と人差し指で先坪さきつぼという足を固定する部分をつかんでいないと、不意に脱げてしまう可能性があります。

このため、無意識に足の親指に力が集中するのですが、実は、足の親指は腰椎四番とつながっています。

人間の腰には背骨が全部で五つあり、その上から四番目にある骨が、腰椎四番です。

この骨は、生殖器系と関係していて、骨盤の開閉をつかさどっています。

そして、日本人の身体運用というのは、昔から「腰椎四番に意識を集めて骨盤を閉じること」が中心となって練られてきました。

だから、着物でも道着でも、骨盤を帯によって締めることで、身体を安定させようとするわけです。

それと対照的なのは、西洋人の身体運用です。

彼らは腰椎一番が中心になっており、身体を上に上に上昇させようとします。

だから、日本人と違って骨盤ではなく、首にネクタイというものを締めて、身体を上に吊り上げようとします。

日本人が骨盤を締めて胸を落とすのに対し、西洋人は首を締めて胸を張るわけです。

だから、背広は西洋人にこそよく似合いますし、逆に日本人がスーツを着ると、なんだか不調和に感じられるものです。

それは、もともとの身体性が違うからなんですね。

ちなみに、腰椎二番は横方向の動きを司り、民族的には中国人が該当します。

中国拳法の太極拳などの丸く横に広がるような動きには、彼らの身体性がよく表れていると思います。

日本の武術のように、骨盤を締めることで身体の存在感を消し、最短距離の直線で相手を攻撃するのとは、根本的に身体運用の方向性が違うわけです。

また、腰椎三番はねじる動きと関係があり、これは韓国人の身体運用が該当します。

テコンドーなどにはウエストをねじる動作がたくさん出てきますが、これは彼らの身体性が腰椎三番に基づいているためです。

そして、腰椎五番は前後方向の動きを司っており、これは黒人などのアフリカ系民族が該当します。

彼らの中には優れたスプリンターが多いですが、これは腰椎五番を中心に身体を使うことで、前進することに特化させた身体運用ができるからなのです。

というようなことを、十年くらい前に整体の道場に通って習っていました。

その当時から、「ホンマやなー、おもろいなー」と思って学んでいたのですが、この十年間はいろいろあり過ぎてすっかり忘れてしまっていました。

でも、久しぶりに足袋と雪駄を履いてみて、「やっぱり日本人の身体にはこれだよね」と改めて思った次第です。

瞑想会でも、たぶんこういった知識や技術は使うのではないかと思います。

というのも、日本人の身体は腰椎四番に手を当てると、それだけでまとまるようにできているからです。

私は経験上、他人の腰椎四番がどこにあるか、感覚的にわかるので、身体の坐りが安定しない人のサポートする際に、腰椎四番に手を当てて姿勢の改善を促すということも可能です。

そして、「腰椎四番に手を当てられる感覚」が一度つかめると、当人は自分でそこに「氣」を集めることで、他人から手を当ててもらわなくても、身体がまとまるようになっていきます。

まあ、あんまりそういう「作為的なこと」はしたくないのですが、せっかく持っている技術なので、使ったほうが良い場合には、使っていこうと思っています。

ということで、久しぶりに雪駄を履いて、日本人の身体運用を思い出しました。

今後も、作務衣と雪駄を普段着にして、身体づかいをを練っていこうと思います。

以上、チラシの裏的な独り言でした。

ではでは。

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