現在公開中の「断章集」第一弾と第二弾のことで、お知らせしたいことがございます。
いろいろと考慮した結果、現在全編を無料公開している「断章集」を、将来的には限定公開にすることにしました。
もともとこのシリーズは、私がX(旧Twitter)で日々ポストしていた短い洞察を加筆修正し、一冊の本としてまとめたものでした。
Xだと、せっかくポストをしても、時間の経過とともにタイムラインが流れていき、そのまま埋もれてしまいます。
ただ、私はその日の気分や日記のようなものを書いていたわけではなく、「普遍性のある洞察」を書いているつもりでした。
それゆえ、「なるべく長く人の目に触れてほしい」と思っていたのです。
そのため、これを自分でまとめて、現在校正中の「呼吸と瞑想の実践書」の無料特典としてつける案を思いついた経緯があります。
当初は、「もともとXでポストしたものをまとめるだけだから、無料特典でもいいだろう」と考えていました。
しかし、実際に編集作業を始めてみると、もとのポストに加筆修正をすることで、この「断章集」は独自の価値を持つようになっていったのです。
それゆえ、私はこの「断章集」を、「単なるオマケ」とはもう考えていません。
この書物には、「固有の価値」が在ると思っています。
それにもかかわらず、最初に設定した「無料特典」という枠組みの中で全編を無料公開し続けることは、何かが間違っているのではないかと私は思い始めました。
また、当初は「単発」で終わる予定だった「断章集」には、既に第二弾が出ており、これはもう「オマケ」ではなく「独自のシリーズ」になり始めています。
それにもかかわらず、今後も新たな「断章集」を出すたびに、それを全て無料公開するのは、かえって「自分の言葉の価値」を落とすことではないかと私は考えました。
また、「断章集」はペーパーバック版の刊行に向けて準備をしていますが、もしも「全編無料公開」を今後も続けていく場合、「お金を出してペーパーバック版を購入した人」と「タダで全部読んだ人」の間で、不公平が生じることは否めません。
そもそも「断章集」は「読む瞑想」がコンセプトであり、たっぷり配置した余白に文字が裏写りしないよう、高価な紙を使って作成しています。
そのため、ページ数のわりに原価が高く、ペーパーバック版を購入する人は支払う金額が高くなりがちです。
そうした「高いお金を払った人」がいる一方で、「タダで読んだ人」も存在するというのは、やはり公正ではないと思いました。
また、「いつでもタダで読み放題」ということになると、当然ながら、読む側の気持ちも緩みがちになります。
その結果、「正面から言葉を受け取る」よりは、「気軽に消費する」という方向に流れてしまう可能性があります。
そして、それは私の本意とするところではないのです。
以上のように考えた結果、「断章集」の全編無料公開を中止することといたしました。
とはいえ、いきなり全て非公開にするつもりはありません。
今考えている「今後の流れ」としては、ペーパーバック版が発行されてから一週間経つまでは、現状のまま全編公開し、それ以降は、冒頭の数章のみを限定公開する形を取ろうと思っています。
私は自分自身が紡いだ言葉を「消費」されたいとは思いません。
もちろん、多くの人に受け取ってほしいとは思っていますが、私は「出来合いの娯楽」を提供しているつもりはないのです。
それゆえ、誠に勝手ではありますが、「断章集」の無料全面公開は、期間限定とさせていただきます。
またそれぞれの「断章集」の刊行日が確定しましたら、「いつまで全編公開するか」をアナウンスしようと思います。
申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。

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