私の著作となる『「自由」とは、深く息ができるということ』の校正刷りが届きました。

やはり、パソコンの編集画面で見たものよりも、色が薄くなりますね。
ただ、これはこれで味があるので、よしとしました。
なお、本書は、身体の感覚を開拓することを通じて「自由=真理」について理解するための道筋を示した書です。
「身体を開き呼吸を深める」ということが基本コンセプトとなっているため、余白や行間も広めにとっており、読みながら息が深まっていくように意識して作っています(その分、ページ数が増えて印刷代が高くなってしまったのですが、それは実践上も必要なことなので、なにとぞご理解ください)。
本書は、私自身が過去にダンスや合氣道の稽古を通じて培った身体的な経験知を、これでもかと詰め込んで作成されました。
さらには、日本の整体や中国の気功、ヨーガなどの東洋哲学の知見なども総動員しつつ、身体から精神分析的なアプローチをするバイオエナジェティクス(生体エネルギー論)の考え方を理論的な骨格として採用しています。
要するに、私個人が約15年にわたる探求の過程で学んできたものを、ひたすら盛り込んで統合したということです。
それに対して、過去にこのブログで連載していた【「存在する喜び」への道】は、私が探求における最後の3年間に拠り所とした山家直生さんの教えがベースになっています。
この連載記事は、いまだに定期的に読みに来る人がおり、必要としている読者が存在することが確認できています。
ちなみに、山家さんが提唱する方法論は、私が本書で提示する方法論に比べると、よりロジカルで認識論的なアプローチをとっています。
最終的に到達する「真理」についてはどちらの方法論も「感覚的なもの」なのですが、そこに至るまでのプロセスは、山家さんの方法論のほうがどちらかというと知的な仕方で構築されていると思います。
ただ、私は別に山家さんの方法論を否定するつもりで、今回の本を書いたわけではありません。
山家さんが提唱する方法論を必要とする人はそれを使えばいいと思います。
それでうまくいくなら、何も問題はありません。
ただ、「より身体的・感覚的な道」を探している人は、私が本書で展開している方法論のほうが、しっくりくるかもしれません。
いずれにせよ、どちらの方法論が優れているというものではなく、それぞれの探求者が「自分に合った道」を選んだらいいだけだと思います。
かつての私が連載記事で構築した方法論も、今回の本で私が提示する方法論も、どちらもしょせんは「道具」です。
言ってみれば、上に昇るための「はしご」みたいなものです。
それぞれの「はしご」には特色があり、幅とか材質とか握り心地とかが違います。
だから、どの「はしご」が昇りやすいかは人によります。
知的・認識論的なアプローチのほうがしっくりくる人もいれば、感覚的・身体論的なアプローチのほうがしっくりくる人もいるでしょう。
でも、上まで昇り切ってしまえば、結局「辿り着く場所」は同じであり、昇った後はどちらの「はしご」も捨てられる運命にあります。
なぜなら、大事なのは「はしご」そのものではなく、当人が「自分の悟り」を日々生きて表現し続けることだからです。
なので、私は連載記事の方法論にしても、本書で提示する方法論にしても、決して「絶対視」はしないでほしいと思っています。
実際、人によっては「どちらの方法論も合わない」という可能性さえあるでしょう。
もしそうであれば、その人はいっそこのブログからは離れていって、新たに「別の道」を模索する必要があるのかもしれません。
また、上まで昇り切った後は、それぞれの方法論の考え方にそれ以上固執する必要もありません。
山家さんの考え方にしろ、私の考え方にしろ、結局は山家さんや私個人の体験や知識に依拠しているものであり、それをそのまま守り続けると、かえってそれは束縛となります。
なので、もしも連載記事や本書を参考にして実践をし、「真理=自由」について理解できたなら、そこから先は私たちの方法論のことは忘れて、「自分の悟り」をその人自身の仕方で表現していってほしいと思っています。
決してこれらを「絶対的な教え」のように考えて、それによって自分や他人を縛ることがないようお願いしたいです。
というわけで、本を売り出す前に言うことではなかったかもしれませんが、私の方法論は決して「絶対」ではありません。
「合う人」もいれば、「合わない人」も当然いますし、しょせんは「方便」に過ぎませんから、上まで昇り切った後は捨てるものです。
なので、決してそれに寄りかかって束縛されないように注意してください。
ただ、私の言葉を信頼してくれるのであれば、「スタート」から「ゴール(とりあえずの)」までステップ・バイ・ステップで進んでいけるように配慮して本書を作成したつもりです。
そのため、「次に何を実践したらいいかわからない」と思って道に迷っている人や、「今の自分は探求のどの段階にいるのだろう?」と疑問に思っている人にとっては、何かしらの形でお役に立てる本であると自負しています。
ということで、校正刷りのチェック中です。
ただ、原稿の奥付に新たに著者プロフィールを挿入し、そこに私の顔写真を入れたので、それの印刷具合がどうなるかだけ知りたいと思っています。
なので、もう一回だけ校正刷りを依頼しました。
中身の本文については問題なさそうだったので、これで、「顔写真が潰れてよく見えない」とかいうことにならない限りは、次の校正刷りが届いた時点で出版手続きに移れます。
一応、挿入した写真も白黒にして、コントラストが映えるように加工したので、おそらく大丈夫だとは思いますが、念のためです。
なお、次の校正刷りは明日か明後日には届くと思います。
そこからAmazonの審査に1~3日かかるので、最短で明後日、最長で5日後には販売開始となるでしょう。
出版の時が少しずつ近づいてきました。
購入するつもりの読者の方は、続報をお待ちいただけますと幸いです。
それでは。

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