【新刊書の進捗報告】自伝が社会論に「血肉」を与え、社会論が自伝を「普遍化」する

これまで一気に書いてきた四冊の著作の出版ラッシュが一段落し、今は新しい本を書いています。

前の記事でも説明しましたが、テーマは「自伝」と「社会論」です。

【新刊のアイデア】「個人を生きる者」の連帯だけが、「システム」による人間の圧殺を止めることができる

本書では、私自身の「はみ出し者としての半生」を語り、そんな「社会不適応者」から社会がどのように見えているかを書くつもりです。

いつも書いていることですが、今の社会は「システム」が幅を利かせています。

「システム」は「血」が通っておらず、人々のことを絶えず「無感覚な機械人形」に変えようとしており、逆に、「身体に根付いた個人」のことを「バグ」として排除しようとします。

それゆえ、そのような圧力に対して「アレルギー反応」を起こした人は、引きこもりになってしまったり、うつ病を発症したりすることになるのです。

つまり、「感覚がまともな人ほど、『社会不適合者』になりがちだ」ということです。

そういった人たちは、社会の側から「欠陥品」という烙印を押されてしまいますが、実は彼らこそが本当に「人間らしく」生きようとしている人たちだと、私自身は思っています。

しかし、今の社会は「人間らしさ」というような曖昧なものを許容せず、それよりも「話題性」や「生産性」にばかり価値を見出しています。

誰もがSNSの数字を「信仰」し、規格品を量産しては消費するだけの「虚しいサイクル」に巻き込まれているのです。

そんな社会の中で「自分らしく在ろう」と思ったら、どうしたってまわりから浮いてしまいますし、時には「早く大人になれ」なんて説教されてしまうでしょう。

でも、今の社会において「大人になる」ということは、「無感覚なロボット」になるということとほとんど同義です。

それは「自分」を放棄することであり、「自分の人生を生きる責任」を世間や他人に丸投げしてしまうことなのです。

それゆえ、あくまでも「自分」を捨てない人(あるいは捨て方がわからなくなっている人)は、時に「自分のほうが間違っているのだろうか?」という問いに苛まれます。

なぜなら、社会全体が彼/彼女に対して、「早く大人になれ」と言うからです。

でも、私は声を大にして言いますが、そんな説教は馬に食わせたほうがいいです。

別に馬に恨みがあるわけではありませんが、少なくともその説教は、私たちが気にするべきことではありません。

私たちが本当に気にするべきは、「自分は本当に『自分自身』を生きているだろうか?」ということのほうです。

言い換えれば、「自分で感じ、自分で考える」という生き方を放棄せず、たとえ苦悩しながらでも、前に進もうとする「気骨」を失っていないかということです。

もしもその「気骨」がなくなった時、その人の背骨は弾力を失い、「システム」の中に取り込まれてしまうでしょう。

そうして、「顔のない無感覚な機械人形」が量産されていくことになるのです。

私たちの生に「指紋」を残すのは、私たち自身の「身体性」です。

この肉体が在るからこそ、私たちは「他の誰とも違うオリジナルな生き方」をすることができます。

ただ、それを「システム」は決して受け入れません。

「システム」は効率性と画一化を重視するので、「隊列を乱す異分子」には容赦しないのです。

それでも、私は「自分の自由」を捨てません。

なぜなら、私がこの約15年の探求の果てにつかんだ「自由な呼吸」は、私の命そのものだからです。

しかし、その過程において、私は何度も道に迷いました。

「結局、社会の言うことのほうが正しいのではないか?」と思ったことも何度あったかわかりません。

でも、最終的に、私は自分の内側に「信」と「芯」とを見出しました。

だから今はもう迷っていません。

私は「自分」を生きるのです。

たとえ社会がそれを認めなかったとしても、それは関係ありません。

私が私を認めるならば、それで何も問題はないのです。

ということで、私が「本当の自由」を理解するまでの旅の話をちょっとずつ書いています。

ちなみに、今回の本では既存のブログ記事は極力使わず、書き下ろしだけで作っていくつもりです。

既存の記事を使ったほうが手間はないのですが、そうすると、全体の流れを整える時に、帳尻合わせをするような感覚になって、それがどうも気になっていたからです。

要は、「後でつじつま合わせをしているような気分」になったのですね。

なので、今回は頭からずっと思いつくままに書き進めています。

今のところ1万文字くらい書けていますが、まだ中学校時代です。

ここから山場がたくさんあるので、自伝を全部書き終わる頃には5万文字くらいにはなっているかもしれません。

そして、そんな「はみ出し者が生きた半生」を描いてから、「はみ出し者を排除する社会」についての論考をくっつけて一つの本にしていきます。

なので、「自伝」と「社会論」は別々じゃなくて一つながりなんです。

そもそも、「自伝」だけだと「一人の人間の物語」で終わってしまいますし(まあ、それでもいいんですけど)、また、「社会論」だけだと「机上の空論」になりがちです。

「社会論」を「血肉の通った理論」にするためにも「自伝」が必要であり、「自伝」を「単なる個人の記録」として終わらせないためにも「社会論」が必要なわけです。

というわけで、せっせと「自伝」のほうから書き進めています。

なお、今回は「完全書下ろし」ということで、今までよりもじっくり時間をかけて書くつもりです。

具体的な期間はまだわからないですが、今までみたいに「書き始めてから二日で原稿完成!」とかいったことにはならないと思います。

たぶん十日から二週間くらいかかるのではないかと見積もっています。

なので、「早く読んでみたい」という方は、もうちょっと待っていてください(まあ、今の時点で四冊も出版ラッシュが続いているので、新しい本を読む余裕はないかもしれませんが)。

では、また進展があったら報告します。

これにてドロン。

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