今回は、瞑想状態を深めるための姿勢についての講話です。
「心の使い方」というよりも、「身体の整え方」みたいな話です。
身体の使い方なので、映像付きの動画のほうがわかりやすいかもしれませんが、文字には文字の味があると思います。
頭が思考でいっぱいになってしまう人は、ぜひ参考にしてみてください。
本編動画はこちら⇓
以下、文字起こしした内容に、読みやすいよう手を加えたものを掲載します。
◎はじめに
はい、講話の第5回です
順調に回数が増えているんですけど
今回はちょっと瞑想の話でもしようかなと思いますね
昨日の夜、ライブ瞑想会というのを初めてやりまして
YouTubeライブ上で瞑想会したんですよね
初めての方が来てくださって一緒に座ったんですけど
今日のね、午前中午10時から11時にも
Zoomでオンライン瞑想会をして1人来られた方がいて
1対1でセッションというかね
お話を伺って
「どういうことで悩んでおられるか?」
「どういう課題を持っておられるか?」というのを聞いて
一緒に座るというのをやりましたね
そんなこともあって、いろいろ気づきとかがあったので
それをお話ししようかと思いますね
◎眉間に向かって氣を溜めると、頭がパンクしてしまう
今日のお昼にオンライン瞑想会で来られた方は
「氣が上に上がりやすい、頭の思考がフラフラする」って言うんですね
それで「落ち着いて安らかな感覚になかなか至れない」っていうことだったんで
「じゃあ、ちょっと頭の方から下に降りていきましょう」って言うんでね
そういう方向性でリードをしたんです
そもそも、私たちのエネルギーのセンターっていろいろあるんですけど
ヨガだと7つありますよね
チャクラが7つ
身体の中心軸に沿って7つチャクラがあるんですけど
中国の気功とか日本の武道とかだと3つあるんですよ
丹田というのが3つあって、それがエネルギーのセンターなんですね
まず一番下
へその下にあるのが下丹田
下腹の丹田ですね
胸にあるのが中丹田
眉間が上丹田っていう順番なんですね
で、基本的に下丹田はエネルギーを溜めるセンターなんですね
自分の生命エネルギーの根源というかね
存在の根源なんですよ
で、中丹田っていうのは感情のセンターなんで
愛情とか思いやりとか
相手とのコミュニケーション
他者との関わりみたいなのと関係するセンターですね
で、ここもエネルギーをある程度は集めることができますね
上丹田は理性とか直観を司っていて
例えばビジョンが見えたりとか、瞬間的に洞察が閃いたりっていうのは
上丹田が関係してますね
で、上丹田に関しては下丹田とか中丹田みたいに気を溜めると壊れちゃうんですよ
ただ、注意を集中させることはできるのね
上丹田ってインドだと「第三の目」っていう風にも言われるんですけど
インドの方が赤いのをポンって眉間のあたりに塗ってるじゃないですか?
あそこ、「第三の目」なんだよね
で、瞑想状態が深まると、ここが開いて直観が働くようになってきます
たとえば、ビジョンのようなものが見えたりとかするようになるんで
それで「第三の目」って言われるんですけど
「第三の目は注意を食物とする」っていう言葉があるぐらいで
眉間って注意を集めやすいんですよ
やればわかるんですけど
目を閉じたまま眼球を、眉間の方にクッて向けると
眉間のところがチリチリする感じがするんですね
そうすると集中できるんですよ
注意を集めて集中しやすいんで
瞑想の時に観県は集中する対象としてよく使われますね
なんで、眉間は注意を集めることはできるんですけど
氣を集めて溜めたらダメなのね
下丹田とかは「氣が集まって充実してくる」っていう方が理想的なんですけど
上丹田、眉間に関しては氣を集めて溜めて充実させると、頭がパンクしちゃうんですよ
精神がおかしくなっちゃう
なので、基本的に頭はスカスカの方がいいんですね
◎氣が上がりやすい現代人
で、下っ腹は充実していた方がいいんですけど
現代人はみんな氣が上に上がってるんですよ
どなたもスマホとかパソコン見て目使うじゃないですか?
目使うんで、氣が上に上がりやすいんですよね
で、やっぱり皆さん肩が上がって、重心が上に上がりやすいんですよ
それで考え事でいっぱいになってる
情報も多いですからね
SNSとかニュースとか見てると、次から次に新しい情報が入ってくるから
頭がもう情報でいっぱいなんですね
だから考え事が止まらないんですよ
みんなずーっと考えてる
空っぽにならないですね
ポカーンとできないわけですよ
でそうなると、「上が充実してて下がスカスカ」ってなっちゃうんですよ
逆三角形になるのね
理想としては、下がどっしりしている三角形がいいんです
下が太くて安定してて上に行くに従って細くて上丹田はスカスカっていうのがいいわけですよ
でも、現代人はとにかく氣が上に上がりやすくて
目を使って情報を頭に入れすぎるっていうんで
上丹田がエネルギーのセンターとして強くなりすぎるんですよね
で、眉間が詰まっちゃってるんです
エネルギーのセンターとしてみんな上丹田に軸足を置いてるんだけど
かといって上丹田がちゃんと働いてるわけでもなくて
目詰まりを起こしてるんで、直観も働かないんですよ
ありません?
考え事しようと思うんだけど、考えがまとまらなくて
「あ、ぼーっとしてた」って、あとで気付くんだけど
そんな風にいろんなことを常に考えてるんですよね
思考がまとまらなくて、明晰に考えられないっていうことあるじゃないですか?
それは上丹田が目詰まりを起こしてるんですよ
情報を入れすぎ、目を使いすぎっていうんで
上丹田が目詰まりを起こしてる
それを解消して、まず頭スッカスカにするのことが必要ということです
◎眉間と「臍下の一点」を結ぶ「ニュートラルポジション」
で、それで氣を下に降ろしていくって感じですね
そのためにいろいろ方便はあるんですけど
今日は瞑想会でやったのは眉間と下っ腹
下っ腹というのは、下丹田ですね
正確には下丹田っていうのは、おへその真ん中から拳1個分下ぐらいのところにあるんです
下っ腹の中心あたりに広がっているのが下丹田で
それよりもさらに下に、「臍下の一点」っていうのがあるんです
これは心身統一合氣道っていう流派の開祖の
藤平光一先生っていう人が提唱されてたものなんですけど
へその真ん中から拳2個分ぐらい下なんで、下丹田よりさらに下ですね
そのあたりになんとなく指が止まるとこがあるんですよ
で、そもそも丹田っていうのは体積があるのね
こうボール状なんですよ
下丹田にも体積があって、ラグビーボールみたいな感じで広がってるんですけど
「臍下の一点」は体積がないんですね
これは「数学的な一点」で、体積を持たず位置だけ決まっている
「体積のない一点」なんですね
それが、へその真ん中から拳2個分ぐらい下にあるわけです
この「臍下の一点」と眉間をつないで
眉間からスーッと「臍下の一点」に垂線を下ろしてつなぐように座ると
自然と身体の力抜けるんですよ
で、たぶん現代人は頭が前側にずれてるんですよね
頭が前に突っ込んでるんです
たとえば、現代人ってよくスマホとか見るじゃないですか?
あるいは、パソコンとか見たりするんで身体が前傾して崩れてるんですね
そうすると眉間から真下に行っても、「臍下の一点」がないんですよ、ズレてて
で、頭の中で思考が湧き起こって、頭の周りで固まっちゃうんですね
まるで、頭の周りに雲がまとわりついてるみたいに固まっちゃうんです
それを、眉間と「臍下の一点」をつないで、ニュートラルな真ん中のところに座ると
肩の力が抜けて、自然とリラックスして重さが下に流れていくんですね
それと同時に
頭の中で固まってた思考がだんだんほぐれて消えていくっていう感じのことが起こります
なので、「思考が湧いて止まらない」っていう方に関しては
時折、気をつけて自分の身体を観察してみてください
「頭が前に突っ込んでないか?」ってことですね
もしそうなってると、視野狭くなりますから、物事が落ち着いて見えなくなるのね
なんで、眉間と「臍下の一点」を結んで
ニュートラルなポジションに一歩引く
なんとなく、背中から前を見るような感じ
自分の背中や後頭部に目がついていて
そこから見てるような感じで、真ん中に戻ってくる
そして、そのまま真ん中で留まって待ってると、自然と身体の重さが降りてくるんですね
それで、心が落ち着いてくるっていう感じです
「臍下の一点」の位置
へその真ん中から拳2個分ぐらいしたの一点ですね
そこと眉間を結んで坐る・立つということをするのが大事なわけです
で、そうやって眉間と「臍下の一点」を結んだ状態で背骨を立ててあげると
余分な力が抜けるんですよね
また、そんな風に余分な力を抜いた上で立っていると、自然と氣が下に降りていくんですよ
重力に従うように下に下に降りていくんで
結果的に、頭がスカスカになって、お腹が充実してくるっていう状態になるんですね
なので、頭がこうカッカして、血が昇ってしまうっていうかね
考え事に夢中になってしまうという方は
「頭が前に突っ込んで姿勢が崩れていないか?」っていうのを、まず確認してください
日常的に、無意識にそういう姿勢になってないかっていうのを確認して
「なってるな」って思ったら後ろにさがる
後頭部から物を見てるような
目のついてる前側から見てるんじゃなくて、後頭部から見てるような感じで
後ろに下がって、眉間と「臍下の一点」を結んで真ん中に戻ってくる
ということを、日常的に試してみるといいと思いますね
◎氣は「降ろそう」とするのではなく「自然と降りてくる」のを待つ
そもそも、「氣を下ろそう」と思ってもなかなか下りないんですよ
無理やり下ろそうとすると反動で上がってくるんですよね
力ずくで下ろそうと思っても無理で
自然と下りてくるのを待つしかないんですよね
よく私が使う例えなんですけど
水の中に砂が舞っているとするじゃないですか?
砂の粒子が泥となって舞っていて、水が濁っていると
それを早く綺麗にしようと思って、手を突っ込んでかき混ぜると余計に濁るじゃないですか?
砂が舞い上がっちゃって
そういう時って手を突っ込まないで、ただ待てばいいんですよ
泥が沈んで、水の底に沈殿していくまで待てばいいんですよね
そうすれば自然と綺麗な水になっていくわけですね
下の方に集まっていって、上は綺麗に澄んでいくという状態になる
それと同じで
氣っていうのも、無理やり下げようと思ってもなかなか下がらなくて
無理やり下げようとすると、どこかで反動で上がってくるんですよ
心と身体がそれに抵抗するんですよ、無理やり下げようとすると
なので、無理やり下げようとするんじゃなくて
自然と下がっていくのを待つ
水の中を舞っている泥が自然と沈殿していくのを待つみたいに
自然と氣が下りていくまで、真ん中のポジションでそのまま待つんですね
頭が前に突っ込んでいると下がらないんですよ
身体が前に崩れてると氣が上がってきちゃうのね
だからまず、肩の力抜いて
眉間と「臍下の一点」をつないで、真ん中に戻ってくる
で、その状態でそのまま待っていると
だんだんだんだん、氣が下がってくるっていう感じですね
◎まとめ
なので、頭をよく使ってるとか、考え事が収まらないとか
重心がどうしても上がってしまうっていうことであれば
日常的にまず自分の身体を観察してみてください
頭が前に突っ込んで姿勢が崩れてないか?
視野が狭くなってないか?
もしそうなってたら、後ろに引いて、「ニュートラルポジション」に戻るんです
そうすると、物もよく見えるし、頭も明晰に働くんですよ
ニュートラルな状態、なんでもない状態が大事なんですね
そうやって力みを去って
「頑張ってここに立とう」っていうんじゃなくて
ただ、眉間と「臍下の一点」を結んでいると、頑張らなくても立ってられるんですよ
なぜか(笑)
なんでなんでしょうね?
私もわかんないんだけど
なぜかね、頑張らなくても立ってられるんですよ
余分な力が抜けて、重さが下に降りていくって感じですね
なので、「今、頭が前に突っ込んでるな」って思ったら
後ろに引いて、そのまま下に降りていくのをゆったり呼吸しながら待つ
ってことですね
それが、氣が上に上がりやすい現代人にとって
「必要なワーク」なのではないかなと思うのです
もちろん、仕事中はなかなかできない時もあると思うんですけど
それでも、仕事でパソコン使ってるとするじゃないですか?
パソコンで作業してる時、知らぬ間に頭が前に突っ込んでるとしますよね?
肩が前に来て、眉間がグッと閉まって、前のめりになってパソコンやってる
そういう時に、「あぁ、いかんいかん」って言って「真ん中」に戻ってくる
それだけでもだいぶ違うと思うんです
身体にも無理な負荷がかからないんで、筋肉が凝らないんですよ
同じ姿勢のままでいても、身体が痛くならないんですね
なので、身体が痛いっていう人や、身体がどうしても凝ってしまうっていう人も
「真ん中に戻る」っていうのを習慣にされるといいと思いますね
最終的には、頭でっかちで下腹がスカスカの逆三角形から
下が太くて上が細い正三角形のエネルギーの構造になっていくわけですね
そうすると心と身体は安定して
自分の外側で何が起ころうとブレないような、安定した状態になるわけですね
はい、ということで
瞑想というよりも、心と身体の使い方みたいなものかもしれないですけど
姿勢ですよね
「真ん中」にいるってこと
で、そのままただ待つってことが大事なんですね
何かしようとせずに、そのままゆったり呼吸しながら待っていると
自然と氣が沈んでいくんです
「それを、ただ見つめていればいいんだ」という感じですね
では、こんな感じで、今回は終わろうと思います
ありがとうございました

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