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人々の危機感を煽る存在|私はある意味「詐欺師」と同じである

フェイスブックの広告を見ていると、怪しいのがけっこうあります。

それは、「これからの時代、この技術がないと生き残れない!」とかいった煽り文句で人を呼び込んでいるタイプのもので、一見すると、無料特典がたくさんついていてお得そうなのですが、たぶん深くかかわったら搾取される構造になっているのでしょう。

私自身も昔、こういった「詐欺」に引っ掛かったことがあるのでわかるのですが、人は本当に心理的な余裕を失うと、この手の「嘘」をコロッと信じてしまうことがあります。

そういう時、当人の内側には「自分は何かが欠けている」という感覚があるものです。

それで「その何かさえ見つかれば、自分もきっとうまくいくんだ」と思うわけです。

そう思っていたまさにそのタイミングで、当人が社会的に孤立したり経済的に困窮したりして追いつめられると、多くの場合、「この講座を受けさえすれば、自分の人生は一気に好転するはずだ!」とその人は思ってしまいます。

ですが、実際にはそんなことはありません。

むしろ、余計に問題がこじれるだけでしょう。

ただ、こういった「詐欺師」と私は、「人々の危機感をあおっている」という意味では共通しています。

たとえば、「詐欺師」は「このままだとあなたは生き残れない(私はその解決策を知っている)」と言います。

それで、「自分はこの先、大丈夫だろうか?」という漠然とした不安を抱えていた人は、こういった言葉に微妙に揺らいでしまいます。

つまり、
「この世には、本当は『ものすごく本質的な知識や技術』というものがあり、自分だけがそれを知らないで生きているのではないか?」と思えてくるわけです。

それゆえ、当人は危機感を煽られて落ち着かなくなってきます。

自分が何か「間違った生き方」を続けている気がしてくるのです。

このため、人によっては、最終的に「詐欺師」によって騙されて、「痛い目」を見ることになります。

そして、「この世にそんな『本質的な教え』なんて在りはしないんだ」と思うに至るわけです。

また、私のような人間も、人々の危機感を煽ります。

たとえば、「あなたは自分を見失っている」とか、「あなたは『内側の源泉』を忘れてしまい、他人の言いなりになっている」と、私は言います。

そうすると、「自分には何かが欠けているんじゃないか?」と思っていた人は、危機感を刺激されて私の言葉を聞くかもしれません。

でも、私が本当に言っていることは真逆であって、「あなたに欠けているものは何もない」と私は言っているのです。

そこに欠けているのは、「自分には何も欠けていない」ということに対する確信だけです。

そして、それさえ呼び覚ますことができれば、私の役目は終わるのです。


このように、「詐欺師」は人々の欠乏感や危機感につけこみ、相手から搾取して私腹を肥やそうとします。

彼らは相手を「道具」として利用することが目的であり、「相手のためになること」をする気など、さらさらないわけです。

対して、私は人々へ「自己」を失っていることを自覚させることで危機感を持たせ、
「何かしなければマズい」と思うように仕向けます。

なぜなら、私の目的は、あくまで相手が「自己」を確立するための手助けをすることであり、そのためには、相手自身の努力が必要不可欠だからです。

そもそも、人というのは危機感を抱かない限り、現状を根本的に変えようとはしません。

だからこそ、私はあえて人々の危機感を呼び覚ますことで、当人の中に「自己変容」のためのエネルギーを湧き起こそうとしているわけです。

「詐欺師」の側は、「あなたは何も努力しなくていい。私たちに全部任せなさい」と言います。

対して私は、「あなたの努力にこそ意味がある。だから、決して私に寄りかかるな」と言います。

どちらも「危機感を煽る」という点は共通しているのですが、その方向性は真逆なわけです。

しかし、表面的には、どっちも同じ「詐欺師」に見えます。

実際、この間の瞑想会で他県から来られた参加者の一人は、奥さんから「怪しい人に騙されているのではないか」と疑われていたようです。

もちろん、最終的に判断するのは、私ではなくて参加者の側です。

ひょっとしたら、私は瞑想会に集まった人々のことを、「食い物」にしているかもしれません。

それは、実際に参加してみないことにはわからないでしょう。

いえ、参加した後でさえ、「やっぱり騙されているだけ」という可能性は残り続けます。

なので、私はこれ以上自己弁護はしません。

私が「詐欺師」かどうかの判断は、読者一人一人に委ねます。

私もまた、あたかも「詐欺師」であるかのように、読者の危機感を煽り、その人を「何かせずにいられない気持ち」にさせます。

そして、そんな風に私が人々を煽動せんどうするがゆえに、少なくはない読者の方たちが、実際に何時間も私のブログを読み込んでいるわけです。

それはある意味、私によって危機感を煽られた結果です。

そうして、人によっては何か得るものがあったかもしれません。

だとしたら、そこにこそ、その人にとっての意味があります。

大事なことは、私が豊かになることではなく、読者が自分の内側に「豊かな源泉」を見つけることです。

もはや私を必要としなくなるくらい、読者が自分で自分を満たせるようになることこそが、私の望んでいることなのです。

なぜ、私がそれを望めるかというと、私が既に十分豊かだからです。

私は何も搾取する必要を感じません。

私は既に内側がいっぱいです。

そして、だからこそ、それを誰かに分け与えずにいられません。

誰かの中に眠る「光」を呼び覚ますために、何かせずにはいられないのです。


繰り返しますが、私は「詐欺師」と同じように、あなたの危機感を煽ります。

だから、よくよく注意することです。

ひょっとすると私は「大嘘つき」で、あなたをおとしいれようとしているだけかもしれません。

どうか注意深くあってください。

そうすれば、あなたは自然と「覚醒」します。

そして、結果的には、私の語る言葉ではなく、あなた自身の「覚醒」が、あなたを成長させるのです。

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