さっき、実家の母と電話で話していたら、「あんた、出版のお金はどうしとるんだ?」と聞かれました。
実際、今の私は本を同時進行で四冊編集しており、近々全て出版されることになっています。
事情を知らない人からしたら、「出版費用がえらいことになるのでは?」と思うかもしれません。
なので、今回は「現代の個人出版事情」について書いておきたいと思います。
まあ、「そんなのもう知ってるよ」という方が多いと思いますし、「自由」や「真理の探求」について語るこのブログで書く内容でもないとは思いますが、ひょっとしたら「自分も本を出してみたい」と思っている読者の役に立つかもしれないので、書くだけ書こうと思います。
まず、今の時代はAmazonを通して個人も自由に出版ができるようになっています。
具体的には、AmazonのKindle direct publishing(通称KDP)を通して、本の出版が可能です。
一昔前までは、個人が本を出そうと思った場合、原稿を出版社に持ち込んで営業するか、自費出版という形で自腹を切るしかありませんでした。
自費出版は、私も過去に一回やったことがあるのでわかるのですが、あれはなかなかお金がかかります。
印刷する冊数や販売する規模にもよりますが、数十万から多ければ百万円以上かかる場合もあると思います。
そういった過去の経験もあったので、実家の母からすると「あんた、お金はどうしとんのだ?」と気にかかったのでしょう。
しかし、今の時代は前述のKDPを通して、個人は出版費用の持ち出し無しで自由に本を出せるようになっています。
マイクロソフトのWordなどで原稿を書いて入稿すれば、kindle版は簡単に出版できますし、少し編集の手間はかかりますがペーパーバックやハードカバーの本を出すこともできます。
紙の本の場合は、購入者が現れた段階でその都度一冊ずつ印刷してAmazonが配送してくれる形を取るので、著者は「在庫を抱えるリスク」からも解放されます。
なお、ロイヤリティ(販売利益)については、Amazonが30%~60%くらい持って行きますが、残りは書いた人間の銀行口座に振り込まれます。
特に、kindle版は紙の本と違って印刷代がかからないので、価格を低く設定しても多くの利益を出せますし、Kindle unlimitedのラインナップに登録するオプションを選択すれば、誰かが自分の著作を読んでくれるたびに、読んだページ数に応じた利益が書いた人間に流れてくるようです。
なお、原稿の書き方やKDPへの登録の仕方などは、私はGoogleのAIであるGeminiに聞きながら学びました。
もちろん、AIは時に自信満々で嘘をつくことがあるので、全面的に信用するのは危険です(ちなみに、このAIが自信満々で嘘をつく現象は「ハルシネーション(幻影)」と呼ばれています)。
なので、最終的な判断は自己責任になりますし、私も途中で手順に詰まったりしたときは、適宜、生身の人間が書いた解説記事などを読みつつ出版作業を進めてきました。
ただ、今はAIに画像を生成してもらうこともできるので、これに関してはすっかりAIにお世話になっています。
たとえば、本の中で説明に使う図のイラストはもちろん、表紙の背景画像などもAIにイメージを伝えれば生成してもらえます。
私も利用しているGeminiであれば、画像生成の回数に特に制限はなく、無料のプランでも生成し放題です。
また、既存のキャラクターなどに酷似した画像を生成しない限り、AI生成の画像の著作権は、AIに指示を出した人間に属することになっています。
なので、実際に画像を作ったのはAIなのですが、それを利用する権利は、全面的に「AIに指示をした人間」にあるということです。
そんなわけで、事務的な手続きでわからないことがあったり、画像を生成してほしい時などには、私は積極的にAIを活用するようにしていますし、書いた記事の判定をしてもらうこともあります。
たとえば、「論理的な一貫性が保てているか」とか、「主張を裏付ける証拠が具体的に示せているか」とかいったことを、AIに評価してもらうわけです。
そこからAIが返してくる意見を見ることで、新しい視点が見つかったり、自分では気づいていなかった「盲点」が明らかになったりします。
もちろん、あくまで記事を書くのは私であり、AIは最終的な補助に使うだけですが、自分一人の視点だけで書くよりも、AIの視点を得ながら書くことでさらに奥行きのある文章が書けると思っています。
といったわけで、私は「AmazonのKDP」と「AI」とを活用することによって、出版活動をおこなっています。
最初は全くの知識ゼロ状態でしたが、やっているうちに勝手がわかってきて、最近はスラスラと編集作業ができるようになってきました。
今まではずっと「書くのが専門」でしたが、編集作業もやってみるとなかなか面白いものです。
ということで、もしも「自分も本を出してみたい」と思われている方には、「KDP」と「AI」を使いながら出版活動をおこなうことが可能であることをお伝えしたいと思います。
お金になるかどうかはわかりませんが、書くことそのものに喜びを見出し、「誰かに言葉を届けたい」という願いを持っている人は、ぜひKDPのセルフ出版に挑戦してみてください。
ただし、AIの「ハルシネーション(AIがつく嘘)」にだけはくれぐれも注意して、必要に応じて人間の書いた情報も参照するようにしてくださいね。
ということで、今回は「現代の個人出版事情」についてでした。
「身体論」とも「真理の探求」とも関係ないテーマでしたが、誰かの役に立ちましたら幸いです。
ではでは。

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