「限界の床板」を踏み抜く|約一週間で三冊の原稿が完成しました

現在、怒涛の勢いで著作物の刊行作業が進行しています。

具体的には、この約一週間で三冊分の原稿が完成しました。

もともとブログやXで書き溜めていたものをまとめた部分もありますが、新たに書き下ろしたものも多く含まれています。

特に、最新の「断章集・第二弾」の作成に着手したのは一昨日です。

つまり、このたった二日で一冊仕上げたことになります。

昔の自分だったら考えられないです。

以前の私はもっと力を抜いて「楽」に生きていこうとしていました。

「報われるかどうかもわからない努力」をするのはごめんだったのです。

それゆえ、いつもどこか心は冷めていて、「本気になるのなんて馬鹿らしいことだ」と思っていました。

だからこそ、私は煮え切らない態度で生きていて、そのことで欲求不満になっていたのです。

結局のところ、私は誰のためでもなく、私自身のためにこの三冊の本を書いたと言ってもいいのかもしれません。

私の心が望むままに、私は「自分」を捧げたのです。

要は、心が「書きたい」と言うのならとことん付き合おうと思ったわけです。

ですが、そのおかげで、私は「自分の限界」を超えることができたように感じています。

私は「書く」というプロセスそのものと向き合い、「自分自身」を燃やし尽くしました。

それは「熱血」だとか「スポ根」だとかとはまた違います。

私はただひたすら瞑想的に「書くこと」を生きたのです。

でも、世の中の多くの人は、こんな風に「プロセスそのものに溶け込む」ということは難しいだろうと思います。

なぜなら、ほとんどの人は「過去」と「未来」について考えてしまうからです。

多くの人は「過去のデータ」を引っ張り出してきて、「これはうまくいくだろうか?」と計算します。

また、そこから「未来」を想像しては、「どれくらいのコストを払ったら何が得られるだろう?」と考えます。

そして、そういったことを考えることによって、「目の前の仕事」と真剣に向き合うことができなくなってしまうのです。

過去の私がまさにそうでした。

いつも「コスト」と「リターン」を計算していて、「少ないコストで多くのリターンを得るのが賢い生き方だ」と思っていたのです。

しかし、それゆえに私の生き方は中途半端になってしまい、私は自分の命を十分に生きることができなかったのです。

それでいて、「自分だって本気になれさえすれば、もっとできるんだ」と思っていました。

そうして、いつも手を抜いては、自分に言い訳をしていたのです。

私のかつての合気道の師匠は、こういうメンタリティのことを、「まぁ、こんなもんでよかっぺイズム」と呼んでいました。

そこには、「自分自身で設定した限界」があり、当人はそれによって絶えず束縛され続けます。

そして、「まぁ、こんなものでいいか」と手を抜いて、自分の人生を「生焼けの肉」のような中途半端な状態にしてしまうのです。

ですが、もしも「過去」と「未来」を見ることをやめると、人はただ「今ここ」で心が欲することだけをするようになります。

うまくいくかどうかなど気にせず、他人がどう思おうが関係なく、どれだけ困難だろうが知ったことではありません。

そうして、その人は「限界」というものの床板を踏み抜いて、根太ねだまで砕きます。

そうやって人は、「まぁ、こんなもんでよかっぺイズム」の呪縛から抜け出すのです。

私が見るに、人が「自分で決めた限界」によって縛られて生きてしまうのは、結局のところ、怖いからなのだと思います。

というのも、もしも本気でぶつかったら、「自分の限界」について言い訳できなくなるからです。

実際、一度でも本気になってしまうと、「自分はまだ本気ではない」という言い訳がもう二度と使えません。

この「自分への言い訳」というカードを温存したいがゆえに、多くの人は「自分で設定した限界」の中に閉じこもってしまうのです。

ですが、「失われるもの」は失われるべくして失われます。

もしも本気で挑戦して失われるような自信なら、それはさっさと失ったほうがいいのです。

その時に初めてその人は、「守るもの」を捨てて立つことができます。

「自分のプライド」を守り続ける限り、人は身軽にはなれません。

もしも「プライド」を守ろうとすると、その人は自分で「自分の足」を縛ることになります。

だから、足取り軽やかに生きていくためにも、「失うべきもの」はさっさと失うに限ります。

それに、たとえどれほどしがみついたところで、人生が終わるその時には、誰もが「それ」を差し出さなければならないのですから。

ということで、「限界」を超えて原稿の校正作業中です。

三冊とも、遅くとも今月中には全て発刊されるはずです。

気になっている方は、続報をお待ちいただけますと幸いです。

それでは。

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