連載の第一回目の記事を投稿します。
私はこれからこのブログで、「『自分自身』に深く根付くための方法」を書いていってみたいと思っています。
でも、それはいわゆる自己啓発とかではありません。
私がお伝えしたいのは、「そもそも『真の自己』とは何か」を理解する方法についてです。
たぶんほとんどの自己啓発というのは、「自分って、この自分のことでしょ?」と当たり前のように思っているのではないでしょうか?
そもそも「自分とは何か?」という問いを持っていないんですね。
ですが、もしも私たちが「自分」だと思っているものが「本当の自分」でなかったとしたら、どうでしょうか?
「本当の自分」ではないものを満たそうと思っていくら努力しても、真の意味で満たされることはないのではないでしょうか?
実際それは本当のことです。
多くの人が自己啓発を次から次に渡り歩いたり、どこまでも理想を追い求めてしまうのは、
どこまで努力を重ねても、自分自身の感じている「満たされなさ」が消えないからです。
ですが、それも当然です。
なぜなら、「本当の自分」というものが何かを知らないまま、「自分」を満たそうとしているからです。
つまり、「自分でないもの」を満たすために、走り回っているということですね。
当たり前ですが、「自分でないもの」をいくら満たしたところで、「自分自身」は満たされません。
むしろ、そんなことをいつまでも続けていたら、「本当の自分」は拗ねてしまうかもしれません。
あまりにも「自分でないもの」のことばかり気にしていると、「本当の自分」は「どうして自分のことを見てくれないんだろう…」と感じてしまうわけですね。
多くの人々が自分を満たすことができない最大の原因は、「本当の自分」を知らないことです。
「本当に満たすべきは誰なのか?」ということがわからないまま、やみくもに「満たそう、満たそう」と努力しているのが、私たち自身の現状なのです。
だから、たとえ会社で出世しても満たされず、大きな家を買っても満たされず、社会的に成功しても満たされません。
むしろ得れば得るほど「もっともっと」と求めるようになっていきます。
そして、そのような努力を続けた果てに、「欲していたもの」を全て手に入れ終わってしまうと、当人は深く絶望してしまいます。
実際、お金持ちの人が自殺するのは、自分の社会的な成功がピークに達した時だと言われています。
「欲しかったもの」を全て手に入れることができたのに、それでも自分の中にある「満たされなさ」が消えてくれない。
「それなら、いったいこれ以上、どうしろというのか?」
そう思って絶望してうつ状態に陥り、自らの手で命を絶ってしまうのです。
全ての成功を手にした富豪でさえもそうなのですから、この方向性で「自分を満たす努力」をするのは、やめておいたほうがいいと思います。
きっと誰もそれには成功しません。
たとえ社会的には成功しても、「自分自身」としては失敗します。
実際、「自分自身」を本当に満たすために、社会的な成功は必要ありません。
私は、原理的には全ての人が「幸せ」になることができると思っています。
そして、そのためには、まず「『本当の自分』とは何なのか?」ということを理解する必要があります。
これから、このブログでは、「どうやって『本当の自分』を理解したらいいか?」ということについて、書いていこうと思っています。
「自分を満たそうと思ってあれこれ努力してみたけれど、どうもいまいち満たされないな」という方や、
「『本当の自分』をずっと長いこと探し続けてきたけど、いまだに見つけることができない」という方に対しては、お役に立てることがあるかもしれません。
これから長い話にはなりますが、ぜひお付き合いいただけたらと思います。
ということで、今回は私のブログの方向性についてでした。
「本当の自分」を理解することに興味がある人は、ぜひまた次回以降の記事も読んでみてください。
⇓⇓次回の記事です⇓⇓